【試乗会レポート】レクサス編

こんにちは、ガルヴィのクルマページを担当しているライターの工藤です。先日、レクサスのオールラインナップ試乗会に出かけてきました。誰ですか、「ガルヴィにレクサス?」なんて言っているのは。プレミアムを謳うレクサスはハイソなイメージ(古い表現だなあ……)があってアウトドアとはあまり結びつかない印象かもしれませんが、実はそうでもなかったりするんです。日本におけるレクサスの販売の約6割はSUV。意外にもアウトドア向きのクルマを用意しているのですよ。

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試乗会ではレクサスが日本で販売する“ほぼ全車種”が用意されていましたが、とうぜんガルヴィの注目はSUV。大きいほうから「LX」「RX」「NX」と3タイプあるSUVラインナップのうち、「RX」を選んで試乗してみました。LXは200系ランドクルーザーをベースに5.7LのV8エンジンを積んだ大型SUV、NXはハイブリッドもラインナップするコンパクトSUVですね。本当はぜんぶに乗りたかったのですが、時間の関係でそうもいかない。というわけで迷ったときは「とりあえず真ん中」ですよ。

RX_DSC4452「ハリアー」をルーツに持つRX(北米向けの初代レクサスRXが日本ではハリアーとして販売されていた)はレクサスSUV兄弟の真ん中とはいえ全長4890mm×全幅1895mmと日本の感覚に照らし合わせればかなり大柄。レクサスの故郷ともいえるアメリカではこのくらいのサイズのSUVが「マムズカー(ママが子供の送り迎えなどで日常的に使うクルマ)」なんて言われたりするのですが、包み隠さず言えば日本では駐車場などでちょっと気を遣うかなと思います。

しかしですよ、乗り込んでみれば納得。車体が大きいだけに後席は広い(後席の広さと快適さは国産SUVのなかでトップレベル)し、ラゲッジスペースだってゆったり。つまりは荷物がたっぷり詰めてキャンプだってバッチリってわけです。

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パワートレインは2.0L直列4気筒ターボエンジンを積む「RX200t」と3.5LのV6エンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの「RX450h」がありますが、オススメは前者。「車体が大きいんでしょう? 排気量2.0Lだとパワーが足りなそう……」と心配する気持ちもわかりますが、空気を圧縮して送り込むことで排気量を大きくするのと同じ効果があるターボがついているので心配無用。冗談もお世辞も抜きに「これだけ走れば期待以上!」という結論でした。

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今回乗った仕様はスポーツタイプの「version F」だったので、コーナリングもまるでスポーツカーのように爽快。ちょっと人とは違う個性派SUVを探しているなら、こういう選択もありですね。キャンプにもなかなかよさそうです。

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後席が広くて荷物も積めて走りもゴキゲン、と3拍子揃っているので僕も欲しいところですが、試乗車のお値段はオプション込みで662万3480円。宝くじが当たったら買うことにしましょう。

さてこの日、もうひとつのプログラムが「RC F」や「GS F」といった「Fシリーズ」のサーキット試乗。Fシリーズとは、通常はV6の3.5Lエンジンや直列4気筒2.0Lターボエンジンを積むスポーツカーの「RC」やセダンの「GS」をベースにV8 5.0Lのハイパワーなエンジンを積んだスペシャルでレクサスの高性能の頂点を極めるモデルです。ベンツの「AMG」とかBMWの「M」のような、いうなれば新幹線のモーターを積んだ山手線みたいなクルマだと思ってもらえればいいでしょう。

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そんなクルマにサーキットで試乗できるなんてなんというありがたき幸せ。走りが悪いわけありません。速い、そして気持ち言い。寒い冬に家に帰って、布団乾燥機で温めた布団に入ってぬくぬくするのと同じくらい気持ちよかったです。それにしてもなんという心地よさ。実際には、僕の腕では頑張ったところで車の性能の半分ちょっとくらいしか使っていないんじゃないか?という気もしますけどね(笑)。腕がある人はある人なりに、僕のようなそれなりでもちゃーんと気持ちよく走れるってことを確認できただけでも体験した価値ありってもんです。

TEXT/工藤貴宏 PHOTO/冨士井明史